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リミテッドでタッチするときの土地の数

2026年11月5日

リミテッドで強いカードを引いたけれど、メインの2色とは違う色だった――そんなときに検討するのが「タッチ(スプラッシュ)」です。3色目のソースを少しだけ入れて、その1〜2枚のカードを使えるようにします。

では、タッチする色のソースは何枚入れればいいのでしょうか。増やすほどタッチしたカードは唱えやすくなりますが、そのぶんメインの色の土地が減ります。この兼ね合いを数字で確かめます。

計算の条件

当サイトの計算機(マナ勘定(リミテッド))と同じ計算エンジンで、次のデッキを例に計算しました。

  • 40枚・土地17枚(土地は平地・島・山の基本土地だけ)
  • メインの色の呪文:{1}{W} を2ターン目、{2}{U} を3ターン目、{2}{W}{U} を4ターン目
  • タッチする呪文:{3}{R}(赤)を5ターン目
  • 先手・マリガンあり・ドロー呪文などは考えない・10万回のシミュレーション
  • 赤のソースを増やすときは、平地と島を今の比率で減らす(土地の合計は17枚のまま)

赤のソースの枚数ごとの確率

「唱えられる確率」は、そのターンに実際に唱えられる確率です。「全体」は4つの呪文の平均です。

赤のソース 土地(平地/島/山) タッチ呪文 {3}{R} メインの色の呪文 全体
1枚 8/8/1 25.9% 82.4% 68.3%
2枚 8/7/2 44.9% 80.8% 71.8%
3枚 7/7/3 58.3% 78.8% 73.6%
4枚 7/6/4 67.6% 76.3% 74.2%
5枚 6/6/5 74.2% 73.5% 73.7%

赤のソースが1枚だけだと、タッチしたカードを5ターン目に唱えられるのは4回に1回ほどです。1枚増やすごとにタッチ呪文の確率は大きく上がり、メインの色の呪文の確率は1.5〜3ポイントずつ下がっていきます。この例では、全体で見ると 3〜4枚 がちょうどよいところです。

タッチした呪文を遅いターンに使う場合

タッチするカードは、重いカードや、急いで唱えなくてもよいカードであることが多いです。同じデッキで、{3}{R} を7ターン目に唱えられればよいとすると、次のようになります。

赤のソース タッチ呪文 {3}{R}(7ターン目) メインの色の呪文 全体
1枚 32.5% 82.4% 70.0%
2枚 55.0% 80.8% 74.3%
3枚 69.9% 78.8% 76.5%
4枚 79.5% 76.3% 77.1%
5枚 85.8% 73.5% 76.6%

ターンに余裕があるほど、同じソースの枚数でもタッチ呪文の確率は上がります。

どう考えればいいか

  • タッチする色のソースは、3枚を基本に、タッチするカードが特に強いなら4枚 を目安にすると、メインの色をあまり崩さずに済みます
  • 1〜2枚では、タッチしたカードが手札で腐る回数がかなり多くなります
  • 2色土地や、好きな色の土地を探せるカードがあれば、メインの色を減らさずにタッチの色のソースを増やせます。計算機では、タッチする色を出せる特殊土地もソースとして数えます
  • 上の「全体」は、4つの呪文をすべて同じ重さで平均しています。タッチするカードが勝敗を大きく左右するなら、表の「タッチ呪文」の列を重く見てください

自分のデッキで確かめたいときは、マナ勘定のリミテッドの画面の「タッチする色のソースの目安」で、タッチする色を選ぶと、ソースの枚数ごとの確率が表で出ます。

筆者メモ

MTGのリミテッドで私が一番悩ましいと感じていたのは、メインの色とは違うけれど強いカードを入れたくなったとき、そのために土地を何枚入れるのが適切か、ということでした。最速で唱えられなくても、唱えられれば勝利に大きく近づく。でも、そのせいで主力のカードを唱えられなくなるリスクは、できるだけ下げたい。これが悩みどころです。

もう一つ知りたかったのは、自分が選んだ土地の枚数に、どれだけのリスクがあったのかです。色を増やせばリスクが増えるのは当然ですが、それがどのくらいなのかが分かれば、自分の選択に自信や納得感を持てると思いました。負けたときも、10%の下振れを引いてしまったのか、それとも無茶な選択だったから唱えられなくて当然だったのかが分かれば、振り返りの精度が変わります。さらにそれがデッキを組んでいる最中に分かれば、自信を持って対戦に臨めます。