統率者戦のデッキは、統率者1枚と残りの99枚でできています。「土地は何枚入れればいいのか」はデッキを組むたびに悩むところですが、よく聞く「36〜38枚くらい」という目安が、実際にどのくらいの確率になるのかを数字で確かめてみます。
この記事の数字は、当サイトの計算機「マナ勘定(統率者)」と同じ計算エンジンで出したものです。
計算の条件
- ライブラリ99枚(統率者は統率領域にあるので、ライブラリには含めない)
- 全員が1ターン目からカードを引く(2人対戦の後手と同じ条件)。統率者戦のような多人数戦では、最初のターンにドローを飛ばすプレイヤーはいません(総合ルール 103.8c)
- マリガンあり。初回マリガンは無料(多人数戦のルール)。キープの基準は、7枚の手札で土地2〜5枚
- ドロー呪文や、土地を探す呪文は考えない
- 1つの条件につき10万回のシミュレーション
土地を毎ターン置ける確率
「nターン目までに土地をn枚置けている確率」です。
| 土地の枚数 | 3ターン目 | 4ターン目 | 5ターン目 | 6ターン目 |
|---|---|---|---|---|
| 33枚 | 86.8% | 66.2% | 45.3% | 28.3% |
| 35枚 | 88.9% | 71.1% | 51.3% | 34.0% |
| 36枚 | 90.2% | 73.2% | 54.2% | 36.8% |
| 37枚 | 91.1% | 75.4% | 57.1% | 40.0% |
| 38枚 | 92.0% | 77.3% | 59.8% | 42.7% |
| 40枚 | 93.6% | 81.2% | 65.4% | 48.9% |
土地を1枚増やすごとに、4ターン目まで毎ターン置ける確率はおよそ2ポイントずつ上がります。ただ、37枚入れても「4ターン目に4枚目の土地を置ける」のは4回に3回ほどで、5ターン目に5枚目となると6割を下回ります。土地だけで毎ターン確実に置くのは、思ったより難しいことが分かります。
統率者を予定どおり唱えられる確率
次は、白青の統率者を例に、統率者を予定どおりのターンに唱えられる確率です。土地は平地と島を半分ずつに、2色土地(アンタップ)を4枚加えています。
「アーティファクトあり」は、太陽の指輪・秘儀の印鑑・アゾリウスの印鑑・統率者の宝球の4枚を入れた場合です(土地の枚数は同じで、他の呪文と入れ替え)。
| 土地の枚数 | {2}{W}{U}を4ターン目:なし | あり | {3}{W}{U}を5ターン目:なし | あり |
|---|---|---|---|---|
| 35枚 | 68.7% | 78.2% | 50.6% | 64.4% |
| 37枚 | 72.9% | 81.4% | 56.3% | 69.2% |
| 40枚 | 78.5% | 85.7% | 64.5% | 76.0% |
アーティファクトを4枚入れると、4マナの統率者を4ターン目に唱えられる確率は7〜10ポイントほど、5マナの統率者を5ターン目に唱えられる確率は11〜14ポイントほど上がります。土地を3枚増やす(37枚→40枚。4ターン目は5.6ポイント、5ターン目は8.2ポイント)よりも大きな効果です。
どう考えればいいか
- まずは 37枚前後 から始め、デッキの重さで調整するのが無難です。マナ総量の大きいカードが多いなら増やし、軽いカードが中心なら減らします
- 土地を増やしすぎると、終盤に土地ばかり引く「マナフラッド」が起きやすくなります。上の表は「土地が足りない」側だけを見ている点に注意してください
- マナ・アーティファクトは、土地を増やすよりも効率よく序盤のマナを伸ばせます。軽いアーティファクトが多いデッキなら、そのぶん土地を少し減らす選択もあります
- ドロー呪文や、土地を探す呪文が多いデッキは、上の表より土地を引きやすくなります
自分のデッキの土地の枚数・色・アーティファクトで確かめたいときは、マナ勘定の統率者の画面に入力してみてください。統率者を何ターン目に唱えられるかや、土地の配分の提案が出ます。