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統率者デッキの土地は何枚?確率で考える

2026年11月5日

統率者戦のデッキは、統率者1枚と残りの99枚でできています。「土地は何枚入れればいいのか」はデッキを組むたびに悩むところですが、よく聞く「36〜38枚くらい」という目安が、実際にどのくらいの確率になるのかを数字で確かめてみます。

この記事の数字は、当サイトの計算機「マナ勘定(統率者)」と同じ計算エンジンで出したものです。

計算の条件

  • ライブラリ99枚(統率者は統率領域にあるので、ライブラリには含めない)
  • 全員が1ターン目からカードを引く(2人対戦の後手と同じ条件)。統率者戦のような多人数戦では、最初のターンにドローを飛ばすプレイヤーはいません(総合ルール 103.8c)
  • マリガンあり。初回マリガンは無料(多人数戦のルール)。キープの基準は、7枚の手札で土地2〜5枚
  • ドロー呪文や、土地を探す呪文は考えない
  • 1つの条件につき10万回のシミュレーション

土地を毎ターン置ける確率

「nターン目までに土地をn枚置けている確率」です。

土地の枚数 3ターン目 4ターン目 5ターン目 6ターン目
33枚 86.8% 66.2% 45.3% 28.3%
35枚 88.9% 71.1% 51.3% 34.0%
36枚 90.2% 73.2% 54.2% 36.8%
37枚 91.1% 75.4% 57.1% 40.0%
38枚 92.0% 77.3% 59.8% 42.7%
40枚 93.6% 81.2% 65.4% 48.9%

土地を1枚増やすごとに、4ターン目まで毎ターン置ける確率はおよそ2ポイントずつ上がります。ただ、37枚入れても「4ターン目に4枚目の土地を置ける」のは4回に3回ほどで、5ターン目に5枚目となると6割を下回ります。土地だけで毎ターン確実に置くのは、思ったより難しいことが分かります。

統率者を予定どおり唱えられる確率

次は、白青の統率者を例に、統率者を予定どおりのターンに唱えられる確率です。土地は平地と島を半分ずつに、2色土地(アンタップ)を4枚加えています。

「アーティファクトあり」は、太陽の指輪・秘儀の印鑑・アゾリウスの印鑑・統率者の宝球の4枚を入れた場合です(土地の枚数は同じで、他の呪文と入れ替え)。

土地の枚数 {2}{W}{U}を4ターン目:なし あり {3}{W}{U}を5ターン目:なし あり
35枚 68.7% 78.2% 50.6% 64.4%
37枚 72.9% 81.4% 56.3% 69.2%
40枚 78.5% 85.7% 64.5% 76.0%

アーティファクトを4枚入れると、4マナの統率者を4ターン目に唱えられる確率は7〜10ポイントほど、5マナの統率者を5ターン目に唱えられる確率は11〜14ポイントほど上がります。土地を3枚増やす(37枚→40枚。4ターン目は5.6ポイント、5ターン目は8.2ポイント)よりも大きな効果です。

どう考えればいいか

  • まずは 37枚前後 から始め、デッキの重さで調整するのが無難です。マナ総量の大きいカードが多いなら増やし、軽いカードが中心なら減らします
  • 土地を増やしすぎると、終盤に土地ばかり引く「マナフラッド」が起きやすくなります。上の表は「土地が足りない」側だけを見ている点に注意してください
  • マナ・アーティファクトは、土地を増やすよりも効率よく序盤のマナを伸ばせます。軽いアーティファクトが多いデッキなら、そのぶん土地を少し減らす選択もあります
  • ドロー呪文や、土地を探す呪文が多いデッキは、上の表より土地を引きやすくなります

自分のデッキの土地の枚数・色・アーティファクトで確かめたいときは、マナ勘定の統率者の画面に入力してみてください。統率者を何ターン目に唱えられるかや、土地の配分の提案が出ます。

筆者メモ

私は統率者(コマンダー)は専門分野ではありません。でも、今最も人気のあるフォーマットの一つが統率者であることは間違いなく、同じようにMTGを楽しんでいる人、特に初心者の方に、もっと楽しんでもらうための情報を何か届けられないかと考えました。

デッキに入れる土地の枚数や、どの色のマナを出せる土地を何枚入れるかは、熟練者なら経験で調整できます。でも初心者には難しく、負けたときにそれが原因だったのかを判断するのも簡単ではありません。この記事の計算をしてみて、私自身も驚きました。土地を37枚入れても、4ターン目に4枚目の土地を置けるのは4回に3回ほど。構築戦に慣れた感覚からすると、思っていたよりずっと低い数字です。この数字は、初心者はもちろん、もしかしたら熟練者にとっても、構築を見直すきっかけになるかもしれません。数字でマナベースを確かめられれば、デッキを組むときの助けになり、唱えられるカードが増えれば、ゲームはもっと楽しくなるはずです。そう思って、このサイトを作りました。